プロテインは、筋肉や内臓、皮膚などの材料となる栄養素です。また、免疫力やホルモンバランスを維持する役割も果たしています。
プロテインを摂取する目的は、大きく分けて以下の2つです。
- 筋肉量を増やす
- 健康維持
筋肉量を増やすためには、運動によって筋肉を損傷させ、その修復のためにプロテインを摂取する必要があります。
一方、健康維持のためにプロテインを摂取する場合は、運動の有無に関係なく、適切な量を摂取することが大切です。
運動してないのにプロテインを飲むメリット
運動していない人でも、プロテインを飲むメリットはいくつかあります。
- 筋肉の減少を防ぐ
- 代謝を高める
- 食欲を抑える
筋肉は、基礎代謝を高める役割を果たしています。筋肉量が減ると、基礎代謝が低下し、太りやすくなります。
プロテインを摂取することで、筋肉の減少を防ぎ、基礎代謝を高めることができます。
また、プロテインは、体内で分解されてエネルギー源となるだけでなく、満腹感を促進する効果もあると言われています。
そのため、プロテインを摂取することで、食欲を抑えて、ダイエットに役立てることもできます。
運動してないのにプロテインを飲むデメリット
運動していない人がプロテインを過剰に摂取すると、以下のようなデメリットがあります。
- 腎臓に負担がかかる
- 便秘になる
- 尿路結石になる
プロテインは、体内で分解されてアンモニアなどの老廃物が生成されます。これらの老廃物は、腎臓で尿として排泄されます。
運動していない人がプロテインを過剰に摂取すると、腎臓に負担がかかり、腎臓の機能が低下する可能性があります。
また、プロテインの過剰摂取は、便秘の原因にもなります。
さらに、プロテインを過剰に摂取すると、尿路結石のリスクが高まると言われています。
運動してないのにプロテインを飲む際の注意点
運動してないのにプロテインを飲む場合は、以下の点に注意しましょう。
- 摂取量を守る
- 1日3~4回に分けて摂取する
- タンパク質の種類を組み合わせる
プロテインの1日の摂取目安は、体重1kgあたり1.2~2.0gです。
運動していない人は、体重1kgあたり1.2~1.5g程度の摂取がおすすめです。
また、1回に摂取する量を多くすると、腎臓に負担がかかるため、1日3~4回に分けて摂取するようにしましょう。
さらに、タンパク質の種類を組み合わせることで、アミノ酸のバランスを整えることができます。
まとめ
運動してないのにプロテインを飲んでも問題はありませんが、摂取量を守り、1日3~4回に分けて摂取するようにしましょう。また、タンパク質の種類を組み合わせることも大切です。