「ワンワン!」って吠える、お座り、伏せなどのしつけができる、飼い主さんの顔を見ると嬉しそうに尻尾を振る…
犬は、私たちの生活に欠かせない存在ですよね。
でも、犬の行動には、私たちが知らない意外な秘密があるんです。
例えば、犬が尻尾を振る理由って、何だと思いますか?
実は、犬の尻尾は、感情の伝言ダイヤルなんです。
犬の尻尾は、感情を表現する重要な役割を果たしています。
喜びや興奮、警戒、不安など、さまざまな感情によって、尻尾の振るい方が変わるんです。
例えば、
- 喜びや興奮で尻尾を振る
- 警戒や威嚇で尻尾を立てたり、振り回したりする
- 不安や恐怖で尻尾を垂らす
などが挙げられます。
また、尻尾の振り方だけでなく、尻尾の位置や高さなども、感情を表現するポイントになります。
例えば、
- 尻尾を高く上げて振る:興奮や自信
- 尻尾を低く下げて振る:警戒や不安
- 尻尾をリラックスして振る:落ち着きや信頼
などです。
このように、犬の尻尾は、さまざまな感情を表現する大切なコミュニケーションツールなのです。
犬の尻尾を観察することで、犬の感情を読み取ることができます。
犬とより良いコミュニケーションをとるために、ぜひ犬の尻尾の動きにも注目してみてくださいね。
犬のまぶた、実は3つあるって知ってる?
犬のまぶた、みなさんはどのくらいご存知ですか?
人間は上まぶたと下まぶたの2枚ですが、犬にはこのほかに瞬膜というまぶたがあるのをご存知でしょうか。
瞬膜は、目の内側にある透明な膜で、上まぶたと下まぶたの間を覆っています。
瞬膜には、目の中のゴミや埃をはじき出す役割があり、犬が水泳や雪遊びをするときにも、目を守ってくれる大切な役割を果たしています。
また、瞬膜は、まぶたの裏側にある涙腺から出る涙を目の表面に広げる役割も担っています。
そのため、瞬膜がなければ、犬の目は乾燥したり、ゴミや埃で傷ついたりするリスクが高まります。
ちなみに、瞬膜が飛び出る病気は「チェリーアイ」と呼ばれ、手術で治療することができます。
犬のまぶたは、私たち人間が想像する以上に大切な役割を果たしています。
犬のまぶたを観察してみて、犬の視覚や行動について、より深く理解してみませんか?
犬の嗅覚、人間の1億倍!
犬は、優れた嗅覚で知られています。
その嗅覚は、人間の6~10倍程度といわれていますが、
実は、においの種類によっては、なんと1億倍にもなるというから驚きです。
犬の嗅覚が優れている理由は、
嗅覚器官である鼻腔の構造にあります。
犬の鼻腔には、人間の200倍もの嗅覚神経細胞が存在し、
さらに、嗅覚神経細胞が集まっている嗅球も、人間の10倍以上の大きさです。
そのため、犬は、人間では感知できないような微弱なにおいも敏感に感じ取ることができます。
特に、刺激臭には、人間の1億倍もの嗅覚があるといわれています。
刺激臭とは、腐敗臭や火薬臭、アルコール臭など、人にとって不快に感じるにおいのことです。
犬は、こうした刺激臭を遠くからでも感じることができるため、
警察犬や麻薬探知犬として活躍しています。
また、オス犬は、発情期のメス犬のにおいを、
約8km離れていても感じることができるといわれています。
このことからも、犬の嗅覚がいかに優れているかがうかがえます。
犬の嗅覚は、人間の想像をはるかに超えるものです。
犬の嗅覚の秘密を理解することで、
犬の行動や習性に対する理解が深まるはずです。
犬のあくび、実は眠いだけじゃない?
犬があくびをするのは、眠いときだけではありません。
ストレスや緊張のサインでもあるのです。
犬は、普段からあくびをする動物です。
あくびは、酸素を体内に取り込み、二酸化炭素を排出する生理的な反応です。
また、脳の血流を促し、リラックス効果をもたらすとも言われています。
そのため、犬がリラックスしているときにあくびをするのも、自然なことです。
しかし、犬のあくびは、眠いとき以外にも、ストレスや緊張のサインであることもあります。
犬は、ストレスや緊張を感じると、身体がこわばったり、呼吸が浅くなったりします。
あくびをすることで、無理やりリラックスしようとしているのだといえます。
例えば、
- 知らない人が来たとき
- 雷や花火などの大きな音を聞いたとき
- 散歩中に他の犬に吠えられたとき
など、犬がストレスや緊張を感じるような場面で、あくびをすることがあります。
また、犬は、人間の感情を敏感に感じ取る動物です。
飼い主さんが怒っているときや、不安がっているときなど、飼い主さんの感情に影響を受けて、あくびをすることもあります。
犬があくびをするときは、眠いだけなのか、ストレスや緊張のサインなのかを観察することが大切です。
もし、ストレスや緊張のサインであるようなら、犬のストレスを軽減してあげるようにしましょう。
犬のあくびは、眠いとき以外にも、ストレスや緊張のサインであることがあります。
犬の行動を観察することで、犬の感情を理解し、より良い関係を築くことができます。