犬は、人間の最も身近なペットとして、世界中で愛されています。しかし、そんな犬にも、意外と知られていない雑学がたくさんあるんです。
例えば、
- 犬は、人間の3倍の嗅覚を持っている
- 犬は、左右の目で別々の映像を見ることができる
- 犬は、人間と同じように笑うことができる
などなど。
これらの雑学を知ると、犬の新たな一面を知ることができ、さらに犬好きになるかもしれませんよ。
犬は猫舌?
犬は猫舌で知られていますが、実は犬も熱い食べ物は苦手です。
犬は、肉食動物であり、獲物を追いかけ狩りをして食べていました。そのため、獲物の体温程度の温度で食べ物を摂取することが自然な摂食習慣です。
人間が食事をする際に、熱い食べ物を食べると、舌や口腔内が火傷する可能性があります。犬も同様に、熱い食べ物を食べると、舌や口腔内が火傷し、痛みや炎症を引き起こす可能性があります。
また、熱い食べ物は、消化器官への負担も大きくなります。消化器官が弱っている犬や、高齢犬、子犬は、特に注意が必要です。
そのため、犬に手作りフードを与える際は、必ず人肌程度に冷ましてから与えるようにしましょう。
犬の歩き方は、つま先立ち?
犬の歩き方をよく見ると、人間とは少し異なることに気づくでしょう。
犬の足は、人間のようにかかとを地面につけて歩くのではなく、つま先立ちで歩いています。
これは、犬の足の構造が人間とは異なることに起因しています。
犬の足は、人間のようにかかとが地面につくようにはなっていません。
むしろ、かかとが地面から離れた状態で、つま先のみで地面を蹴るようになっています。
そのため、犬は常につま先立ちで歩いているということになります。
犬のつま先立ち歩きは、指行性と呼ばれる歩き方です。
指行性は、速く走ったり急な旋回をしたりするために適した歩き方です。
犬は、狩猟において、獲物を素早く追いかけたり、急な方向転換をしたりする必要がありました。
そのため、指行性の歩き方が発達したと考えられています。
犬の指行性は、人間の陸上競技選手の走り方にも通じるものがあります。
人間の陸上競技選手も、速く走るためにつま先で思い切り地面を蹴って走ります。
犬と人間の歩き方には、このような共通点があるのです。
犬の利き足、あなたは知っている?
犬は、人間と同じように利き足を持っています。
犬の利き足を知るには、犬用おやつなどを犬の正面に出して、どちらの手で触ろうとするかを試すと良いでしょう。
犬の利き足は、人間の利き足と同様、日常生活のあらゆる場面で影響を与えています。
例えば、
- エサを食べるときに、どちらの手でエサを掴むか
- オモチャで遊ぶときに、どちらの手でオモチャを握るか
- 階段を登るとき、どちらの足で先に踏み出すか
などです。
また、犬の利き足は、性格や行動にも影響を与えると考えられています。
例えば、
- 右利きの犬は、左利きの犬に比べて、攻撃的になりやすい
- 左利きの犬は、右利きの犬に比べて、社交的になりやすい
などです。
ただし、犬の利き足は、必ずしも明確に分かれるわけではありません。
両利きの犬や、左右の利き足を使い分ける犬もいます。
また、犬の年齢や性別によっても、利き足の傾向が変わる場合があります。
子犬や老犬は、利き足が明確に分かれにくい傾向があります。また、オス犬はメス犬に比べて、利き足が明確に分かれる傾向があります。
犬の利き足を知ることは、犬の性格や行動を理解する上で役立ちます。
また、犬の利き足を尊重して、犬の生活に配慮することも大切です。
犬が撫でられて喜ぶ場所、あなたは知っている?
犬を撫でるとき、多くの人は首元や頭を撫でることが多いのではないでしょうか。 しかし、犬が撫でられて気持ちの良い場所は、首元や頭だけではありません。
犬が撫でられて気持ちの良い場所は、以下のとおりです。
- 首元
- 耳の後ろ
- 耳の付け根
- お腹
- 尻尾の付け根
- 眉間
首元を撫でられるのは、犬にとって安心感を与える行為です。また、耳の後ろや付け根、お腹、尻尾の付け根は、愛情を感じさせる場所として、犬が気持ちよく感じる場所です。眉間を撫でられるのも、犬が気持ちよく感じる場所です。
耳の近くを撫でられるのが好きな犬が多いのは、筋肉のコリを和らげるツボがあるからだといわれています。
犬を撫でるときは、犬の様子を見ながら、ゆっくりと撫でてあげましょう。また、犬が嫌がる場合は、無理に撫でないようにしましょう。
犬を撫でることは、犬とのコミュニケーションを深める良い機会です。ぜひ、犬が気持ちよく感じる場所を探して、撫でてあげてください。
犬の味覚、旨味は感じられない?
犬の味覚は、人間と比べてシンプルです。 犬は、甘味、酸味、苦味、塩味の4つの基本味を感じることができます。 しかし、人間が感じる旨味は、犬には感じられないのです。
旨味は、グルタミン酸やイノシン酸などのアミノ酸が、舌の味蕾にある受容体と結合することで感じられる味です。 人間は、この旨味受容体が豊富に存在するため、旨味を強く感じることができます。
一方、犬の舌には、旨味受容体がほとんど存在しません。 そのため、犬は、旨味をほとんど感じることができないのです。
このことから、犬用のウェットフードやおやつなどで、「素材の旨味をしっかりと感じる」などの謳い文句で販売されているのは、犬にとっては無意味であるといえます。
犬の味覚は、肉食動物であるために、獲物を捕らえるための機能を備えていると考えられています。 犬は、肉の甘味や酸味、苦味、塩味を敏感に感じることで、獲物の捕獲に有利な情報を得ることができます。
しかし、旨味は、植物性食品に多く含まれている味です。 犬は、肉食動物であるため、植物性食品をあまり摂取する機会がありません。 そのため、旨味受容体がほとんど存在しないのです。
犬の味覚の特徴を理解することで、犬にとってより良い食事を与えることができます。 犬の味覚に合った食事を与えることで、犬の健康維持や食欲増進に役立ちます。