「血圧が高いって、ただの体質でしょ?」
そんな風に思っているあなた、危険です!
高血圧は、自覚症状がほとんどない「サイレントキラー」と呼ばれる病気です。
放置すると、心臓病や脳卒中などの重大な病気につながる可能性があります。
高血圧について、あなたはどれだけ知っていますか?
この記事では、高血圧の原因や症状、予防・改善方法などを詳しく解説します。
高血圧を予防して、健康な体を維持するために、ぜひ参考にしてください。
高血圧とは
高血圧とは、血圧が正常値を超えている状態です。血圧とは、心臓から送り出された血液が血管壁に圧力をかけている力のことを指します。血圧は、心臓の拍動によって上下に変化しますが、安静時の血圧が140/90mmHg以上になると高血圧と診断されます。
高血圧の原因
高血圧の原因は、大きく分けて「本態性高血圧」と「二次性高血圧」の2つに分けられます。
本態性高血圧
本態性高血圧は、原因が明らかではない高血圧のことです。本態性高血圧の原因として、遺伝的要因、塩分の摂りすぎ、肥満、運動不足、喫煙、過度の飲酒などが考えられています。
二次性高血圧
二次性高血圧は、他の病気が原因で起こる高血圧のことです。二次性高血圧の原因として、腎臓病、内分泌疾患、薬剤、脳腫瘍などが挙げられます。
高血圧の症状
高血圧には、ほとんど症状がありません。そのため、自覚症状がないまま発症し、放置すると重大な病気を引き起こす可能性があります。
高血圧の合併症
高血圧の合併症として、以下のようなものが挙げられます。
- 脳卒中
- 心臓病
- 腎臓病
- 網膜症
- 脳出血
高血圧の予防
高血圧の予防には、以下のことに気をつけることが大切です。
- 適度な運動
- バランスのよい食事
- 塩分の摂りすぎを控える
- 適正体重を維持する
- 禁煙
- 節酒

高血圧の治療
高血圧の治療は、生活習慣の改善と薬物療法の組み合わせで行われます。生活習慣の改善には、以下のことに気をつけることが大切です。
- 適度な運動(1日30分以上)
- バランスのよい食事(野菜・果物・全粒穀物などを多く摂る)
- 塩分の摂りすぎを控える(1日6g未満)
- 適正体重を維持する(BMI22未満)
- 禁煙
- 節酒
また、薬物療法には、降圧薬が用いられます。降圧薬には、利尿薬、β遮断薬、ACE阻害薬、ARBなどがあり、患者の状態に合わせて適切な薬剤が選択されます。
降圧薬とは?
降圧薬とは、血圧を下げるために使用される薬です。高血圧の治療に用いられるほか、心不全や腎臓病などの合併症を予防するためにも使用されます。
降圧薬には、大きく分けて以下の3つの種類があります。
- 血管を広げる薬:血管を広げることで、血圧を下げる薬です。カルシウム拮抗薬、ACE阻害薬、ARB、利尿薬などが含まれます。
- 交感神経を抑える薬:交感神経の働きを抑えることで、血圧を下げる薬です。β遮断薬、α遮断薬などが含まれます。
- 腎臓の働きを調節する薬:腎臓の働きを調節することで、血圧を下げる薬です。アルドステロン拮抗薬などが含まれます。
降圧薬は、患者さんの血圧や合併症の有無などに合わせて、複数の薬を組み合わせて使用されることが多いです。
降圧薬には、以下の副作用が出ることがあります。
- 倦怠感
- 頭痛
- めまい
- 立ちくらみ
- 下痢
- 吐き気
- むくみ
これらの副作用は、ほとんどの場合、軽度で、徐々に改善していきます。しかし、副作用が強く出る場合や、長期間続く場合は、医師に相談してください。
降圧薬を服用する際には、以下のことに注意しましょう。
- 医師の指示に従って、正しく服用する
- 定期的に血圧を測定し、医師に報告する
- 副作用が現れた場合は、すぐに医師に相談する
降圧薬を正しく服用することで、高血圧による健康被害を予防し、健康的な生活を送ることができます。
高血圧のまとめ
高血圧は、生活習慣の改善によって予防・改善が可能な病気です。日頃から、適度な運動、バランスのよい食事、禁煙、節酒などの生活習慣を心がけましょう。
高血圧の治療と注意点
高血圧の治療には、生活習慣の改善と薬物療法の組み合わせが行われます。
生活習慣の改善
生活習慣の改善には、以下のことに気をつけることが大切です。
- 適度な運動(1日30分以上)
- バランスのよい食事(野菜・果物・全粒穀物などを多く摂る)
- 塩分の摂りすぎを控える(1日6g未満)
- 適正体重を維持する(BMI22未満)
- 禁煙
- 節酒
薬物療法
生活習慣の改善だけでは、血圧を十分に下げられない場合は、薬物療法が検討されます。薬物療法には、以下のようなものがあります。
- 利尿薬:尿量を増やして、体内の余分な水分や塩分を排出する
- β遮断薬:心臓の収縮力を抑えて、血圧を下げる
- ACE阻害薬:血管を拡張させて、血圧を下げる
- ARB:血管を拡張させて、血圧を下げる
薬物療法の注意点
薬物療法には、以下の点に注意が必要です。
- 副作用が出ることがある
- 薬を飲み忘れると、血圧が上がってしまう
- 薬の種類や量を変更する必要がある場合がある
まとめ
高血圧は、生活習慣の改善と薬物療法の組み合わせで治療することができます。生活習慣の改善を心がけ、医師の指示に従って薬を服用することで、血圧をコントロールし、健康な生活を送ることができます。
