みかんの皮って、実は食べられるって知ってた?
みかんは、冬の風物詩として親しまれている果物です。皮をむいて、そのまま食べるのが一般的ですが、実は皮も食べることができるんです。
みかんの皮には、ビタミンCや食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。また、香りも良く、風味をアップさせる効果もあります。
皮を食べるときは、皮をむいたあと、薄くスライスして食べるのがおすすめです。また、皮を乾燥させて、お茶やジャムなどに使うのも良いでしょう。
みかんを食べるときには、ぜひ皮も一緒に味わってみてください。また、新たな楽しみ方を見つけるのもおすすめですよ。
みかんを食べ過ぎると黄色くなる?
みかんは、冬の風物詩として親しまれている果物です。ビタミンCや食物繊維などの栄養素が豊富に含まれているため、健康にも良いと言われています。
しかし、みかんを毎日たくさん食べていると、思わぬ病気にかかる可能性があります。それが、柑皮症です。
柑皮症とは、カロテノイドの過剰摂取によって皮膚が黄色くなる病気です。カロテノイドは、みかんのほかにも、ニンジンやカボチャ、ほうれん草などの野菜や果物に多く含まれています。
柑皮症になると、手のひらや足の裏、顔などが黄色くなります。また、爪や髪の毛も黄色くなることがあります。
柑皮症は、命にかかわる病気ではありませんが、見た目が気になるという人もいます。また、カロテノイドは脂溶性であるため、脂質異常症のリスクが高まるとも言われています。
柑皮症を予防するためには、みかんを毎日たくさん食べるのではなく、適量を守ることが大切です。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、成人男性の1日のビタミンCの推奨摂取量は100mg、成人女性は85mgとされています。
みかん1個(120g)あたりのビタミンCの含有量は約40mgです。そのため、1日3個程度までを目安に食べるようにしましょう。
また、みかん以外にもカロテノイドを多く含む食品をたくさん食べないように注意することも大切です。
柑皮症は、みかんの食べ過ぎによって起こる病気です。適量を守って、おいしく健康的にみかんを楽しんでください。
みかんの種類、その奥深き世界
みかんは、日本の冬の風物詩として親しまれている果物です。ビタミンCや食物繊維などの栄養素が豊富に含まれているため、健康にも良いと言われています。
そんなみかんですが、実はその種類は非常に豊富です。日本では、約80種類の品種が栽培されています。また、世界全体では、約1,000種類の品種が存在しているといわれています。
みかんの種類は、大きく分けて「温州みかん」と「中晩柑」の2つに分けられます。
温州みかん
日本で最もポピュラーなみかんの品種です。小ぶりで平べったい形をしており、甘みが強く、酸味が少ないのが特徴です。
中晩柑
温州みかんに比べて、大きめで丸い形をしており、酸味が強くて甘みが少ないのが特徴です。
温州みかんと中晩柑のそれぞれの種類は、さらに細かく分類することができます。
例えば、温州みかんの代表的な品種としては、以下のようなものが挙げられます。
- せとか
- 不知火
- 甘平
- はるみ
- たまたま
中晩柑の代表的な品種としては、以下のようなものが挙げられます。
- ポンカン
- はるか
- みかん
- すだち
- レモン
みかんの種類は、味や食感、大きさ、産地などによって、さまざまな特徴があります。
例えば、甘平は、温州みかんの中でも特に甘みが強い品種です。せとかは、酸味が少なく、果汁が豊富な品種です。ポンカンは、種がなく、食べやすい品種です。
みかんは、その種類によって、さまざまなおいしさを楽しむことができます。ぜひ、いろいろな種類のみかんを試して、お気に入りの品種を見つけてみてください。
みかんの皮と実の間に隙間がある理由
みかんの皮と実の間に隙間があるのは、主に以下の2つの理由によると考えられます。
- 果肉の成長
みかんの果肉は、収穫までにどんどん成長していきます。その過程で、皮の成長速度よりも果肉の成長速度が速くなると、皮と実の間に隙間ができてしまいます。
- 気候条件
暖かく雨量が多い気候条件では、みかんの皮が過剰に成長しやすくなります。そのため、皮と実の間に隙間ができやすくなります。
具体的には、以下の点が挙げられます。
- 果肉の成長速度は、気温が高いほど速くなります。
- 雨量が多いと、果肉に水分が供給されて、成長しやすくなります。
そのため、暖かく雨量が多い地域で栽培されたみかんは、皮と実の間に隙間ができやすい傾向があります。
また、収穫時期も影響します。収穫時期が早いと、果肉の成長が十分に進んでいないため、皮と実の間に隙間ができやすくなります。
なお、みかんの品種によっても、皮と実の間に隙間ができる傾向が異なります。一般的に、温州みかんよりも中晩柑の方が、皮と実の間に隙間ができやすいと言われています。
みかんの皮と実の間に隙間があっても、味や栄養価に大きな影響はありません。しかし、見た目が気になるという人もいるかもしれません。
隙間ができにくいみかんを選ぶなら、収穫時期が遅いみかんや、中晩柑の品種を選ぶとよいでしょう。また、収穫後に冷蔵庫で保存すると、皮と実の間に隙間ができにくくなると言われています。