血糖値って、健康を維持するために大切な指標だよね。でも、意外と知られていない雑学って、意外とあるんだよ。
例えば、血糖値を下げる意外な食べ物って知ってる?実は、意外と身近な食べ物で血糖値を下げることができるんだ。
また、血糖値が急上昇する意外な行為って知ってる?実は、意外と日常生活の中で血糖値を急上昇させてしまう行為があるんだ。
飲み会後ラーメンが恋しい理由
飲み会でついつい食べ過ぎてしまう。でも、お酒が進んだ後に食べたラーメンは格別ですよね。なぜ飲んだ後にラーメンが恋しくなるのか、その理由を探ってみました。
理由1:血糖値が急降下するため
アルコールは肝臓で分解されます。肝臓は血糖値を調節する役割も担っていますが、アルコールの分解に追われると、血糖値を維持する機能が低下します。そのため、血糖値が急降下し、空腹感を感じてしまうのです。
理由2:グルタミン酸やイノシン酸などのアミノ酸が脳を刺激するため
ラーメンには、グルタミン酸やイノシン酸などのアミノ酸が豊富に含まれています。これらのアミノ酸は、脳を刺激して食欲を増進させる働きがあります。そのため、飲み会で疲れた脳に、ラーメンの旨味が訴えかけてくるのです。
理由3:心理的な要因
飲み会は、普段よりもリラックスして過ごす時間です。そのため、心が満たされて、甘いものや炭水化物が欲しくなる傾向があります。また、飲み会が終わった後には、これからの帰り道や翌日の予定など、心配事が増えることもあります。そういったストレスから逃れたい気持ちも、ラーメンを恋しくさせるのかもしれません。
まとめ:
飲み会後ラーメンが恋しくなるのは、血糖値やアミノ酸、心理的な要因が複合的に影響していると考えられます。飲み会で食べ過ぎてしまったとしても、ラーメンを食べて血糖値を回復させ、心を癒やしましょう。
アルコールに強い人が糖尿病になりやすいって本当?
アルコールの耐性が強い人、つまり飲んでも酔いにくく、顔が赤くなりにくい人は、糖尿病になりやすいという研究結果が発表されています。
これは、2021年に順天堂大学の研究グループが行った調査で明らかになったものです。同研究では、正常体重の日本人男性約100人を対象に、アルコールに強い遺伝子型(ALDH2 rs671G/G)を持つ人と、弱い遺伝子型(ALDH2 rs671C/CまたはC/G)を持つ人に分け、飲酒量と血糖値の変化を調べました。
その結果、アルコールに強い遺伝子型を持つ人は、弱い遺伝子型を持つ人に比べて、飲酒量が多いほど、空腹時血糖値が高くなる傾向がみられました。
アルコールは、肝臓でアルデヒドに分解されます。アルデヒドは、有害物質であるため、アルデヒドを分解する酵素であるALDH2が働いて無毒化されます。
アルコールに強い遺伝子型を持つ人は、ALDH2の活性が低いため、アルコールの代謝が遅くなります。そのため、肝臓にアルコールが長くとどまり、アルデヒドの蓄積が起こりやすくなります。
アルデヒドは、インスリンの働きを阻害する作用があることが知られています。そのため、アルデヒドが蓄積すると、インスリンの効きが悪くなり、血糖値が上昇すると考えられています。
この研究結果は、アルコールに強い遺伝子型を持つ人は、飲酒量を控えることが糖尿病の予防につながる可能性があることを示しています。
なお、この研究結果は日本人男性を対象としたものであり、他の民族や女性でも同様の結果が得られるかどうかは不明です。また、アルコールの種類や飲み方によっても、影響が異なる可能性があります。
痩せの多食いは糖尿病にならないって本当?
痩せている人は、糖尿病になりにくいというイメージがあります。しかし、実は痩せている人でも、糖尿病になるリスクはゼロではありません。
糖尿病は、血糖値が正常値よりも高い状態が続く病気です。血糖値は、食事によって摂取した糖質が、消化・吸収されて血液中に吸収された後、インスリンというホルモンによって、細胞に取り込まれてエネルギーとして利用されます。
肥満になると、脂肪細胞から分泌されるホルモンや因子によって、インスリンの働きが悪くなり、血糖値が上昇しやすくなります。そのため、肥満は糖尿病の大きなリスク要因となります。
しかし、痩せている人でも、インスリンの働きが悪くなることによって、糖尿病になる可能性があります。このような痩せ型の糖尿病患者は、インスリン抵抗性と呼ばれます。
インスリン抵抗性とは、インスリンがあっても、細胞に取り込まれにくくなる状態のことです。インスリン抵抗性があると、血糖値が正常値よりも高い状態が続くようになり、糖尿病を発症するリスクが高まります。
痩せの多食いは、インスリン抵抗性の原因となると考えられています。多食によって、血糖値が急激に上昇すると、インスリンが過剰に分泌されます。この過剰なインスリンは、細胞をインスリンに鈍感にさせ、インスリン抵抗性を高めると考えられています。
また、痩せの多食いは、肥満と同じように、脂肪細胞から分泌されるホルモンや因子によって、インスリンの働きが悪くなる可能性があります。
そのため、痩せの多食いは、糖尿病のリスクを高める可能性があると考えられています。
ただし、痩せの多食いが糖尿病になるかどうかは、遺伝的要因や生活習慣など、さまざまな要因によっても影響されます。そのため、痩せの多食いをしていても、糖尿病を発症しない人もいます。
痩せの多食いの人は、定期的に血糖値を測定して、糖尿病の早期発見に努めることが大切です。また、バランスの良い食事と適度な運動を心がけ、インスリン抵抗性を高めないようにすることが、糖尿病の予防につながります。
痩せの多食いが糖尿病のリスクを高める理由
痩せの多食いが糖尿病のリスクを高める理由は、主に以下の3つが挙げられます。
- 血糖値の急激な上昇
多食によって、血糖値が急激に上昇すると、インスリンが過剰に分泌されます。この過剰なインスリンは、細胞をインスリンに鈍感にさせ、インスリン抵抗性を高めると考えられています。
- 脂肪細胞の増加
多食によって摂取した余分なエネルギーは、脂肪として蓄積されます。脂肪細胞が増えると、脂肪細胞から分泌されるホルモンや因子によって、インスリンの働きが悪くなる可能性があります。
- 遺伝的要因
インスリン抵抗性は、遺伝的要因によっても影響を受けると考えられています。痩せの多食いをする人の中には、インスリン抵抗性になりやすい遺伝子を持っている人もいると考えられます。
痩せの多食いの予防と対策
痩せの多食いの予防と対策としては、以下の2つが考えられます。
- バランスの良い食事
多食を防ぐために、1回の食事量は適量にとるようにしましょう。また、糖質や脂質の摂りすぎに注意し、たんぱく質や食物繊維をしっかりと摂るようにしましょう。
- 適度な運動
適度な運動は、血糖値をコントロールするのに役立ちます。毎日30分程度のウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を心がけましょう。
痩せの多食いは、糖尿病のリスクを高める可能性があるため、注意が必要です。バランスの良い食事と適度な運動を心がけ、インスリン抵抗性を高めないようにすることが大切です。