ニキビは、思春期に多く発症する皮膚の疾患ですが、大人になってから発症することもあります。ニキビが治った後も、赤みや凹みなどのニキビ跡が残ることがあります。
この記事ではそんなニキビのお悩みについて解説していきます。
ニキビ跡が残ってしまった場合
ニキビ跡が残ってしまった場合、以下のことに気を付けましょう。
過度なケアは避ける
ニキビ跡を早く消そうとして、過度なケアをすると、肌を刺激して、ニキビ跡を悪化させてしまう可能性があります。
- 過度な洗顔やこすりすぎは避ける。
- ニキビ跡を潰したり、つめたりする。
- ピーリングやマッサージなどの刺激の強いケアは避ける。
適切なケアを行う
ニキビ跡を改善するためには、適切なケアを行うことが大切です。
- 保湿をしっかりと行う。
- 日焼け止めを塗って、紫外線から肌を守る。
- 肌を清潔に保つ。
治療を受ける
ニキビ跡が気になる場合は、皮膚科を受診して、治療を受けることを検討しましょう。
ニキビ跡の治療法には、以下のようなものがあります。
薬物療法
炎症を抑える薬や、色素沈着を改善する薬などが処方されます。
レーザー治療
赤みや色素沈着を改善するために、レーザーを照射する治療です。
ピーリング治療
肌の表面を削って、凹みを改善する治療です。
ダーマペン治療
細い針で肌に微細な穴を開けて、コラーゲンの生成を促進する治療です。
切除術
凹みが深い場合に、メスを使って凹みを削り取る治療です。
治療法は、ニキビ跡の種類や程度によって異なります。また、治療には時間と費用がかかる場合があるため、事前に医師と相談して、自分に合った治療法を選択することが大切です。
ダーマペン治療とは?
ダーマペン治療は、高周波振動を与えるペン型の機器を用いて、肌に微細な穴を開ける治療です。この微細な穴から、皮膚の再生を促す成分が浸透することで、肌のハリや弾力、くすみ、毛穴の開き、ニキビ跡などの改善が期待できます。
ダーマペン治療の原理
ダーマペン治療は、高周波振動を与えるペン型の機器を用いて、肌に微細な穴を開けます。この微細な穴は、針先の直径が0.1~0.3mm程度です。
肌に微細な穴を開けると、皮膚の再生を促す成分が浸透しやすくなります。また、微細な穴から分泌されるコラーゲンやエラスチンなどの成分が、肌の弾力やハリを高めるのに役立ちます。
ダーマペン治療のメリット
ダーマペン治療のメリットは、以下のとおりです。
- 肌のハリや弾力、くすみ、毛穴の開き、ニキビ跡などの改善が期待できる
- ダウンタイムが短い
- メスやレーザーを用いる治療と比べて、安全性が高い
ダーマペン治療の種類
ダーマペン治療には、以下の2種類があります。
- ダーマペン4
- ダーマペンRF
ダーマペン4は、針先の振動数を調整できる機器です。針先の振動数を調整することで、肌の状態や治療目的に合わせて、治療の強度を調節することができます。
ダーマペンRFは、ダーマペン4にRF(ラジオ波)エネルギーを加えることで、より効果的な治療が期待できる機器です。
ダーマペン治療の適応症
ダーマペン治療は、以下の症状の改善に効果的です。
- 肌のハリや弾力の低下
- くすみ
- 毛穴の開き
- ニキビ跡
- 小じわ
- シミ
- 色素沈着
ダーマペン治療の流れ
ダーマペン治療の流れは、以下のとおりです。
- カウンセリング
- 洗顔
- 麻酔クリームの塗布
- ダーマペン治療
- 保湿
カウンセリングでは、肌の状態や治療目的などを医師と相談します。洗顔で肌を清潔にします。麻酔クリームを塗布して、痛みを軽減します。ダーマペン治療で、肌に微細な穴を開けます。最後に、保湿剤を塗って、肌を保護します。
ダーマペン治療のダウンタイム
ダーマペン治療のダウンタイムは、1~3日程度です。治療直後は、肌が赤くなったり、ヒリヒリしたりすることがあります。また、治療部位にかさぶたができることもありますが、自然に剥がれてきます。
ダーマペン治療の費用
ダーマペン治療の費用は、クリニックによって異なります。1回あたりの費用は、1万円~5万円程度が相場です。
ダーマペン治療の注意点
ダーマペン治療を受ける際には、以下の点に注意しましょう。
- 治療前は、肌に炎症や傷などがある場合は、治療を控える
- 治療後は、日焼けや肌の乾燥に注意する
- 治療後は、医師の指示に従って、保湿や紫外線対策を行う
ダーマペン治療のまとめ
ダーマペン治療は、肌のハリや弾力、くすみ、毛穴の開き、ニキビ跡などの改善に効果的な治療です。ダウンタイムが短く、安全性が高いこともメリットです。ただし、治療を受ける際には、注意点もしっかりと確認しておきましょう。
ニキビ跡が残ったとしても、自分を責めない
ニキビ跡は、誰にでも起こりうる肌トラブルです。自分を責めたり、落ち込んだりせずに、前向きに過ごすことが大切です。
ニキビ跡を隠すために、メイクをしたり、帽子やマスクをしたりすることもできます。しかし、ニキビ跡を隠すことで、自分の肌を受け入れられないことにつながる可能性があります。
ニキビ跡を受け入れることで、自分を好きになり、自信を持って過ごせるようになります。
ニキビ跡が残ってしまったとしても、自分を責めずに、前向きに過ごしましょう。