バナナといえば、皮をむいて食べるフルーツの代表格ですよね。でも、実はバナナの皮は食べられるって知っていましたか?
今回はバナナの雑学をいくつか紹介していきます。
バナナと人間、DNAの半分は同じ?!
バナナと人間、一見すると共通点なんてないように思えますが、実はDNAの半分は同じという驚きの事実をご存知ですか?
人間のDNAは、およそ30億塩基対で構成されています。一方、バナナのDNAは、およそ3億塩基対で構成されています。
このうち、人間とバナナのDNAの約50%は相同であるといわれています。つまり、人間とバナナは、DNAの半分は同じということです。
人間とバナナのDNAが相同である理由は、まだ完全には解明されていませんが、共通の祖先から進化してきたことによると考えられています。
人間とバナナは、共通の祖先から約6000万年前に分岐したと考えられています。それから約6000万年の間に、人間とバナナはそれぞれ独自の進化を遂げてきました。
しかし、それでも、人間とバナナは、共通の祖先から受け継いだDNAの半分は共有しているのです。
人間とバナナのDNAの相同性は、私たちの生活にさまざまな形で貢献しているのです。
世界で最も生産されている果物はバナナ
世界で最も生産されている果物は、バナナです。2022年の世界のバナナ生産量は、約1億3,000万トンと推定されています。これは、2位のオレンジの約2倍の量です。
バナナは、熱帯・亜熱帯地域で栽培され、世界中で親しまれています。主な生産国は、インド、中国、エジプト、ブラジル、フィリピンなどです。
最大生産国であるインドは、2022年の生産量が約3,000万トンと、世界の約23%を占めています。インドでは、バナナは主食のひとつとして食されています。
バナナは、栄養価も高く、ビタミンB6やカリウム、食物繊維などが豊富に含まれています。また、消化吸収がよく、腹持ちも良いため、朝食や間食などにもおすすめです。
バナナ、実はベリーの一種?
バナナといえば、私たちの身近にある果物として、誰もが知っているのではないでしょうか。しかし、実はバナナは、ベリーの一種であるということをご存知でしょうか?
ベリーとは、果肉が柔らかく、種子が複数入っている果実の総称です。一般的には、イチゴやブルーベリー、ラズベリーなどがベリーとして知られています。
バナナは、果肉が柔らかく、種子が複数入っていることから、ベリーに分類されます。ただし、バナナの種子は、果肉に埋もれているため、食べるのが難しいのが特徴です。
バナナがベリーに分類される理由は、植物学的な定義に基づくものです。植物学では、ベリーは、子房が単一で、果肉が柔らかく、種子が複数入っている果実と定義されます。
バナナは、子房が単一で、果肉が柔らかく、種子が複数入っていることから、この定義に当てはまります。
バナナがベリーに分類されることは、意外に思う人が多いようです。しかし、植物学的な観点から見ると、バナナはれっきとしたベリーなのです。
バナナの白い筋、食べてもいいの?その意外な役割とは
バナナを食べるとき、白い筋を残す人もいれば、食べてしまう人もいます。白い筋は、果肉と果肉をつなぐ役割を果たしていますが、食べてもいいのでしょうか?
バナナの白い筋は、果肉と果肉をつなぐ役割を果たす「維管束」と呼ばれる組織です。維管束は、植物体の中で水や栄養素を運ぶ役割を担っています。
バナナの白い筋は、熟すにつれて柔らかくなり、食べやすくなります。そのため、食べてしまっても問題ありません。
ただし、白い筋は、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、腸内環境を整える効果や、血糖値の上昇を抑える効果が期待されています。
そのため、食物繊維を摂りたい場合は、白い筋も食べるのがおすすめです。
そのため、抗酸化物質を摂りたい場合は、白い筋も食べるのがおすすめです。
バナナの皮には、食物繊維やビタミンC、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。また、抗酸化作用や腸内環境を整える効果も期待されています。
バナナの皮を食べるには、皮をよく洗って、薄くスライスしたり、細かく刻んだりしましょう。そのまま食べたり、ヨーグルトやスムージーに加えたり、炒め物や天ぷらに入れたりしても美味しくいただけます。
バナナの皮は、実は捨てずに食べた方が、より美味しく、栄養価も高くいただけます。ぜひ、一度試してみてください。