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痛風ってなに?

痛風ってなに?

夜中に足がついたと思ったら、翌朝には赤く腫れ上がって痛みを感じるようになった。そんな経験はありませんか?もしかしたら、それは「痛風」かもしれません。

痛風は、血液中の尿酸値が高くなり、その尿酸が関節や軟部組織に結晶化して起こる病気です。突然、足の親指の付け根などに激しい痛みが生じるのが特徴です。

痛風は、生活習慣病のひとつともいわれています。肥満や飲酒、不規則な食生活などが原因で発症することがあります。

痛風の症状が現れたら、早めに医療機関を受診しましょう。適切な治療や生活習慣の改善によって、痛風発作を予防し、関節の損傷を抑えることができます。

目次

痛風とは?

痛風とは、ある日突然、足の親指などの関節が腫れて激痛におそわれる病気で、男性に多い病気です。この症状は発作的に起こることから「痛風発作」とよばれ、発作が起こると、2~3日は歩けないほどの痛みが続きます。
その後、痛みは徐々にやわらいでいきますが、正しい診断や治療を受けずに放置していると、同じような発作が繰り返し起こり、発作を起こすたびに病態は悪化していきます。

痛風は、体内で尿酸が過剰に蓄積されることによって起こる病気です。尿酸は、プリン体という物質が分解されて生成される代謝物です。プリン体は、体内で生成されるほか、肉類や魚介類、野菜などに含まれています。

尿酸は、血液中に溶け込んで体外に排出されますが、血液中の尿酸濃度が一定以上の値を超えると、尿酸が結晶となって関節や軟部組織に沈着します。これが痛風発作の原因となります。

痛風発作

痛風発作は、突然、発症する激しい関節痛が特徴です。発症する関節は、足の親指の付け根が最も多く、次いで足首、膝、手指などです。発作が起こると、関節が赤く腫れ上がり、熱感を伴う激しい痛みが発生します。発熱や倦怠感を伴うこともあります。

痛風発作は、数日~1週間程度で自然に治まりますが、繰り返すことがあります。痛風発作を繰り返すと、関節が変形したり、腎臓に障害が起こったりすることもあります。

痛風発作を招く「高尿酸血症」

痛風の原因は、尿酸の産生過剰と尿酸排泄の減少の2つが考えられます。

「痛風」の原因となる「高尿酸血症」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。高尿酸血症とは、血液中の尿酸値が基準値を超えた状態です。尿酸は、体内で生成される老廃物で、通常は腎臓から排出されます。しかし、尿酸の生成量が増えたり、排出量が減ったりすることで、血液中の尿酸値が上昇します。

高尿酸血症そのものに自覚症状はありませんが、尿酸値が高い状態が続くと、血液に溶け切れなかった尿酸が結晶化して、関節や組織にたまっていきます。関節にたまった尿酸結晶に対して免疫細胞が反応し、炎症を起こして痛風発作を引き起こします。

痛風発作は、急に足の親指の付け根などに激しい痛みが生じるのが特徴です。痛みは数日~1週間程度で自然に治まりますが、繰り返すことがあります。痛風発作を繰り返すと、関節が変形したり、腎臓に障害が起こったりすることもあります。

高尿酸血症は、生活習慣病のひとつともいわれています。肥満や飲酒、不規則な食生活などが原因で発症することがあります。

痛風発作を予防するためには、高尿酸血症の早期発見・早期治療が重要です。尿酸値が高い人は、医療機関を受診して、適切な治療や生活習慣の改善を行うようにしましょう。

痛風を招く「生活習慣」

尿酸の産生過剰の原因としては、遺伝的な要因や、肥満、高血圧、糖尿病などの生活習慣病が挙げられます。

尿酸排泄の減少の原因としては、飲酒、利尿剤の使用、腎臓の機能障害が挙げられます。

痛風の診断は、問診、身体診察、血液検査などによって行われます。血液検査では、血清尿酸値の測定を行います。血清尿酸値が7.0mg/dL以上の場合、痛風の可能性があります。

痛風の治療

痛風の治療は、尿酸値を下げて痛風発作を予防することが目的です。治療には、食事療法、薬物療法、生活習慣の改善などがあります。

食事療法では、プリン体の摂取を控えることが重要です。プリン体の多い食品としては、肉類、魚介類、野菜類(きのこ類、海藻類など)などが挙げられます。

プリン体の摂り過ぎに注意!

プリン体は、細胞の新陳代謝やエネルギー代謝によってつくられる物質ですが、食品からも摂取できます。プリン体は、体内で尿酸の生成につながるため、痛風のリスクを高める原因となります。

プリン体が多く含まれている食品は、以下のとおりです。

動物性食品

レバー、イワシ、カツオ、サーモン、マグロ、ぶり、うなぎ、干しシイタケ、干ししいたけ、干しエノキ

アルコール飲料

  • ビール、日本酒、焼酎、ワイン

プリン体の含有量は、食品によって大きく異なります。プリン体の含有量が多い食品は、以下のとおりです。

  • レバー(100gあたり400~500mg)
  • うなぎ(100gあたり200~300mg)
  • 干しシイタケ(100gあたり100~150mg)
  • 干しエノキ(100gあたり100~150mg)
  • カツオ(100gあたり100~150mg)
  • イワシ(100gあたり100~150mg)

プリン体の摂取量を減らすには、以下のことに注意しましょう。

  • プリン体が多い食品を控える
  • 1食あたりの量を減らす
  • 頻繁に食べるのではなく、たまに食べる

痛風の予防のためには、プリン体の摂取量を1日あたり50~60mg程度に抑えることが推奨されています。

痛風は、適切な治療と生活習慣の改善によって、発作を予防し、関節の損傷を抑えることができます。

最後に

もう一度痛風の予防に役立つ生活習慣をまとめます。

  • 適正体重を維持する
  • 飲酒を控える
  • 利尿剤の使用を避ける
  • プリン体の摂取を控える
  • 水分を十分に摂る
  • 適度な運動をする

痛風の症状が現れた場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。



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この記事を書いた人

健康情報メディア「Health-Up.club」の運営者。
健康に関する情報をわかりやすく発信することをモットーに、自身の経験や知識を活かして記事を執筆しています。

私は、健康に関する情報を発信することで、多くの人が健康に生きられる社会を実現したいと思っています。
自分自身も、健康に悩んだ経験があり、その経験から健康の大切さを実感しました。
そのため、健康に関する情報をわかりやすく発信することで、多くの人が健康に生きられるようにサポートしていきたいと思っています。

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